砂川畳店、和室に発生したダニの対策と掃除

神奈川県相模原市中央区の畳屋です。
昭和20年創業、畳替えやカビやダニ対策のご相談はお任せください。無農薬いぐさを使った健康畳、琉球畳も承ります。
(TEL 042-752-2280)

ダニについて

和室にいるダニの多くは畳の周りを住処にしています。 ダニはもともと畳の中に住んでいると考えている方が多いと思いますが、 そういう訳ではありません。 もともと畳の材料についてくるダニはほとんどいません。 ダニは環境中に自然に生息しています。 和室にいるダニの多くが後から畳に入り込みそこを住処にして繁殖しています。

ダニの住処

ダニは気温25度、湿度70%位を好みます。 大抵の家の室内環境はダニの繁殖に適している事になります。 そのためダニが入りやすいところであれば住処となりえます。 畳は、ワラ床の場合ダニが自由に動き回れて中に入ると駆除しにくいため住み易いといえます。他には家具の裏のほこりやじゅうたん、クッション、ぬいぐるみ、ふとんなども住みやすい所です。

ダニのえさ

ダニの種類によっても違います。 畳に発生しやすいケナガコナダニは、畳に生えるカビや食べ物のかすをえさにします。 ヒトをさし炎症やかゆみを起こすツメダニは、ケナガコナダニなど他のダニをえさにします。 その死骸や糞がアレルギーの原因物質になるといわれているヒョウヒダニは、ヒトの落とすアカやフケをえさにします。

ダニが発生したら

ダニが発生してしまった場合、まずはダニの種類と発生原因を突き止める事が大切です。 そして、原因を取り除く事で解決できます。 例えば、畳が原因でダニが大量発生したのであれば、その畳を熱乾燥したり別の畳と入れ替えれば解決します。 しかし、環境に原因があればまた新しい畳で再びダニが発生します。この場合には畳以外の原因を改善した後で、畳替えをすると良いでしょう。
ダニが住みにくい環境にするためには、こまめな掃除が一番です。 ダニのえさとなる物をなくす事によって、ダニの大量発生を防ぐ事が出来ます。 次に、部屋の換気をして下さい。 畳だけでなく部屋の中が乾燥していると、ダニは生活できなくなります。

ダニの種類

『コナダニ類』

畳の床のワラ、乾燥食品に繁殖する。 特に稲ワラのカビを好み、畳に大発生する事がある。よく、畳からダニが湧いているといわれるが、これはコナダニが大量発生した場合がほとんどです。 人をさしたりせず無害であるが、大発生した場合ツメダニのえさになるので、 ツメダニによってさされる事がある。 湿度が下がると繁殖がおさえられるので、発生場所の乾燥を徹底すると良い。

『チリダニ(ヒョウヒダ二)類』

床のほこりやゴミに含まれる人のふけや垢を食べて生活する。 畳、カーペット、寝具などに多く生息している。 人を刺したりはしないが、成虫や糞、死骸がアレルゲンになる。 殺虫剤で駆除しても死骸が残るため、アレルギー症状が改善されない事がある。 そのため、こまめな掃除が最も有効な手段である。

『ツメダニ類』 

コナダニやチリダニをえさにして繁殖する。 従って、これらのダニが繁殖する場所で増える。 ツメダニは吸血する事はないが、さされると赤色丘疹がでてかゆみを覚える。 積極的に人を刺しに来る訳ではなく、偶発的に差すようです。 掃除によって駆除できます。まずはえさとなるダニを繁殖させないようにする事が、先決です。

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